酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。

石井先輩、30年ぶりの小平G再訪

2023年10月3日  タグ: トピックス   コメントする

10月1日、リーグ戦の第21節:日本大学文理学部との試合を
石井 徹さん(昭30卒 / 旧職:東京ガス)と共に観戦した。
現酉松会の最高齢OBのひとりであり、小平グラウンドの人工芝化に
当たっては多額の寄付をしていただいた方で、かねてから
完成したグラウンドを一度見たいとおっしゃっていたので、
感謝の意味を込め、お連れすることにした次第である。

石井先輩は、御年91歳。足が少しお悪いので、
同期の山根言一(昭52卒)に車での送迎をお願いした。
彼の旧職も東京ガス。結婚式の仲人もしていただいたそうで、
奥さんも同行。石井先輩のご自宅がある表参道から小平までは
1時間半のドライブ。車中で昔話に花が咲く。

石井先輩が現役の頃は、まだ多摩湖線の「一橋学園駅」はなく、
「一橋大学駅」の時代。一両編成で 30分に1本の運行。
駅の正面からキャンパスの正門まで一直線に続く大学通りには、
家がほとんどなかったそうだ。車がその通りに入ると、
“うわあ、町になったなあ!” と、石井先輩はため息混じりに叫んだ。


当時の小平グラウンドのサッカー場は現在とは90度向きが違い、
玉川上水に平行してタッチラインが引かれ東西にゴールが置かれていた。
今から70年以上も前の話である。

実は石井先輩、30年ほど前に会社のサッカーチームを率いて
小平グラウンドで現役と練習試合をしたことがあるそうだ。
長い時を経て再訪したこの日、人工芝が全面に貼られたグラウンドや
令和世代チームの試合を初めて観て、どんな感慨を抱いただろうか?

興味は尽きないが、これは来年の酉松会新聞に寄稿していただくことにして、
最後にリーグ優勝を懸けた首位・日大文理との試合について記そう。

前半6分、一橋は幸先よく FW10 小林尚史(4年)が先制ゴールを決める。
しかし、春季リーグの対戦で0-5と大敗し、何としても雪辱したい
日大文理は一気に攻勢を強め、26分に同点ゴールを奪われる。

この失点だが、何でもない山なりのクロスが
GKが伸ばした手を越えてゴールに入ってしまったもの。
18節の防衛大戦でも同じような形で2失点し悔しい敗戦を喫したのに、
その課題が修正されていないのが残念である。

それでも、この失点で崩れずに、すぐに2点目を決めたのはよかった。
ゴールしたのは、チーム得点王の FW11 八巻太朗(2年)である。
今季21試合で18ゴールは素晴らしい。来季も頼りになる選手だ。



後半は日大文理がさらなる猛攻を仕掛け、一橋の守備の時間が長くなる。
終盤には激しい雨も降ってきて、ハラハラする苦しいゲームとなった。
それでも最後まで集中力を切らさずに全員が一丸となって守りきり、
再び首位に返り咲く勝利を収めた。よく頑張ってくれた。ありがとう。



試合後、満足気な表情を浮かべた大先輩は、
70歳も歳が離れた主将・MF8 渡邉直樹と堅い握手を交わした。
小平グラウンドとサッカー部の歴史を感じ、心が震えるいい光景だった。

いよいよ8日に最終節、日本大学生物資源科学部との試合を迎える。
2位の日大文理との勝点差は、わずか1しかない。
日本大学文理学部が引き分け以下なら優勝が決まるが、
そんな他力本願は忘れ、自力優勝で1部昇格の年を有終の美で飾ってほしい!

✳︎赤字は20節の結果
✳︎青字は松蔭大学の辞退による不戦試合

酉松会新聞編集長 福本 浩(昭52卒)記

6年ぶりの昇格達成!

2023年9月25日  タグ: トピックス   コメントする

9月24日の20節、一橋は東京工業大学に1-0で勝ち、
東京・神奈川リーグ1部昇格を達成した。

✳︎赤字は20節の結果
✳︎青字は松蔭大学の辞退による不戦試合

前期リーグ戦は開幕2連敗とつまづいたが、その後は9連勝。
しかし後期に入り、13節は工学院大学に1-1のドロー、
14節は神奈川工科大学に2-3で敗れ、
16節は最下位の防衛大学にも2-3で敗れるという
前期の好調を忘れたかのような戦いぶりだった。

東工大戦も相手の早いプレスと固い守備に苦しみ、
最後尾でパスを回す時間が長くなり、なかなか前線への楔や
相手DFラインの裏を突く効果的なパスを出せないでいた。
イライラが募る中、ようやく後半20分に先制点が生まれる。
決めたのは4年の大型FW(182cm)10番小林尚史で、今期12点目。
これが決勝点となり、歓喜の瞬間を迎えたのである。







思えば、平成28年(2016)に東京2部から1部に昇格したが、
翌年、グラウンドの「無段転貸」で大学から活動停止処分を受け、
秋季リーグ戦を戦うことができず、再び2部に降格した。
以来6年間、ずっと昇格を待ち侘びていた部員と
OBOG・家族・友人たちは笑顔で喜びを分かち合った。





さて残り2試合。
日本大学文理学部と日本大学生物資源科学部にも勝って、
ぜひリーグ優勝で昇格に花を添えてもらいたい。
喜びに水をさすような話になるが、今期から神奈川勢が加わって
関東リーグが3部制となり、東京・神奈川リーグ1部は
従来の東京2部にあたるわけだから、元の位置に戻っただけとも言える。
現役諸君は気を引き締め直して、これからも戦い続けてほしい。

明日、1部昇格決定か?!

2023年9月23日  タグ: トピックス   コメントする

皆さま

本日、3位の工学院大学が防衛大学に2-3で負けました。
さらに松蔭大学が残り3試合を辞退したので(コロナのため)、
工学院は1試合を残して勝点40。一橋は3試合を残して勝点43。

もし一橋が全敗し工学院が勝つと、勝点は同じですが、
対戦成績が1分1敗と負けているので3位に陥落し昇格はダメ。
残り3試合を1試合でも引き分ければ、1部昇格が決定します。
明日からの小平Gでの3連戦、お見逃しなく!

第20節:9月24日(日)14 : 30 一橋 vs 東京工業大学 於 小平G
第21節:10月1日(日)14 : 30 一橋 vs 日大文理学部 於 小平G
第22節:10月8日(日)13 : 45 一橋 vs 日大生物資源科学部 於 小平G

いよいよ大詰め、1部昇格を勝ち取れ!

2023年9月22日  タグ: お知らせ   コメントする

東京・神奈川2部リーグ戦の第19節を終えて
一橋は首位をキープ(ただし2位の日大文理は1試合延期で未消化)。
残り3試合が下記の予定で行われます。

第20節:9月24日(日)14 : 30 一橋 vs 東工大 於 小平G
第21節:10月1日(日)14 : 30 一橋 vs 日大文理 於 小平G
第22節:10月8日(日)14 : 00 頃 一橋 vs 日大生物資源 於 未定

1位と2位が1部リーグに自動昇格。
一橋の勝点は 43、3位の工学院大学の勝点は 37。
その差は6ですから、あと1勝1分以上で昇格が確定します。
いよいよ大詰めの戦いです。
OBOGの皆さま、ぜひ小平Gに足をお運びください。

また、すでに小平通信でご存知かと思いますが、
10月8日には小平Gにて「OBOG交流戦」も予定されています。
皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

【OBOG交流戦】
✳︎ 09 : 00 グラウンド開放
✳︎ 09 : 25 代表幹事様ご挨拶
✳︎ 09 : 30 交流戦試合開始
✳︎ 11 : 30 試合終了
✳︎ 14 : 00 リーグ戦最終節 vs 日大生資(会場未定)

日本、ドイツに完勝!

2023年9月12日  タグ: トピックス   コメントする

9月10日未明にNHKで放送された国際強化試合、日本vsドイツ。
なんと4-1で、まさかの完勝! 興奮して試合後も眠れなかった。
先発は、GK大迫敬介以外ほぼ誰もが予想したベストメンバー。
ドイツのホームだったが、日本は自信に溢れた見事な試合運びで、
カタールW杯より確実にレベルアップしたことを世界に示した。
と同時に、ドイツの監督ハンジ・フリックを解任に追いやった。

【先発・交代】

【得点】
11分 伊東純也、22分 上田綺世、90分 浅野拓磨、90分+2 田中 碧

復帰した冨安健洋と板倉 滉のCBコンビは最高だった。
勇気を持ってディフェンスラインを高く保ち続けていたし、
両サイドへの正確で効果的なロングフィードも見事だった。
伊東純也と菅原由勢も絶好調!久保建英も短い時間で2アシスト。
とにかく今回のドイツ戦は、誰が出ても、フォーメーションを可変しても
全員が1つの生き物のように連携していた。それがすごい!





【ハイライト動画】

ボールを奪われても追わないドイツCBリュディガーの怠慢プレイや
(1-23 ピッチに倒れたまま動かない / 2-35 しばらく呆然と見ている)、
久保くんと併走してピッチ内を爆走する副審が笑える(2-38)。

【JAFTV:Team Cam Vol3】

宿舎や更衣室での選手の表情や
中継カメラとは違うアングルでゴールシーンが楽しめる。

翌11日、久しぶりに日刊スポーツとスポニチを買ったら1部160円、
30円も値上がりしていた! しかも1面はラグビーの記事。
日本vsドイツの記事は4面に追いやられていた。
日本サッカー史上、歴史的な試合だったのに、トホホである。

*1面                *4-5面

それでも、「なるほど」と思った記事があったので紹介したい。
【コラム】金子達仁
スペインの知将がドイツ戦を分析

さて、今夜9時20分から日テレで放送されるトルコ戦。
先発メンバーを大幅に変えるということなので予想してみた。
またいい試合を観せて欲しい。

それにしても、今年はワールドカップが多すぎる。
バレーボール、バスケット、ラグビー、U18野球もワールドカップ。
メディアは本家のサッカーを、もっと大事にしてほしい。
女子W杯のテレビ放送は日本戦だけだったし、
今やってるU23アジア杯の予選なんてネット配信さえない。
この先もっとひどくなるのかと、いささか心配ではある。