上位に連敗も4位キープ
6月1日(日)リーグ第9節、vs 上智大学を観戦。
小平Gのコーナー周辺に大勢の学生集団が集まっていて
応援席もかなりの数のサポーターで埋まっている。その近くで
アップしているエンジのユニホームが一橋? でもストッキングが違う。
あれ?変えたのかなと思っていたら、エンジが上智で、一橋は白だった。
そして試合が始まると学生集団も応援席のサポーターも上智を応援!?
小平Gの雰囲気は上智のホームゲームのようだった。やれやれ。
戦う前から負けていたのかも😢

【先発・交代】
GK:41 藤原拓海(3年)
DF: 2 安部維宏(4年)
DF: 7 赤金龍之輔(4年)→ 74分 MF18 河田一心(2年)
DF:14 篠田啓太(4年)
DF:16 相内馨太(2年)
DF:22 鈴木泰人(2年)→ 70分 FW11 藤原 凌(3年)
MF: 4 上尾 陸(3年)
MF:10 堤 翔太(4年)
FW: 8 八巻太朗(4年)
FW: 9 三浦考貴(4年)
FW:13 西野景一郎(4年)→ 87 MF23 窪田昌平(4年)
【得点】31分 FW9 三浦考貴
【失点】6分 MF15 福島広大、13分 DF4 中村宥翔(PK)
試合開始から上智の素早く激しい(ファウルも辞さない)プレスに
一橋は押し込まれ、前半早々に2失点。しかし31分、カウンターから
チーム得点王の三浦考貴が放ったロングシュートはGKの頭上を越え、
ガラ空きのゴールに吸い込まれた。パリ五輪のブラジル戦で
谷川萌々子が決めた同点ゴールを思い出させる見事なシュートだった。
あ、ゴールの瞬間は、いつもシャッターを切るのを忘れるので
撮れてません。悪しからず。




後半は西の空から怪しい雷雲が近づき、夕方のように暗くなる。
一橋は上智のプレスに慣れてきてロングボールからのカウンターや
左サイドを崩してのクロスからゴールを狙うも、
上智の巧みなオフサイドトラップや固い守備に阻まれる。くそ!
後半13分、2枚目のイエローで上智の選手が1人退場となり
一橋は一気に攻勢に出るが、攻撃パターンが単調過ぎて
守備に徹した上智からゴールを奪えず、時間だけが虚しく過ぎていく。
後半ロスタイム、ペナルティエリア近くでFKを得たが、
2年MFの河田一心が放ったシュートはバーの上を越え、試合終了。
後半途中から降り出した雨に濡れながら寂しく家路に着いた。

前節で成城大学に1-5で大敗し首位から4位に後退したが、
今節はかろうじて4位をキープ。とにかく上位チームに勝たないと
順位は上がらないし、下位チーム戦での取りこぼしもあってはならない。
そのためには攻撃パターンを増やさないといけないと思う。
CFが後ろに下がったり斜めの動きで相手DFを釣り出し、その裏を
2人目、3人目の選手が連動して突くようなことをしないと点は奪えない。
これからの精進に期待したい。それと応援サポーターが少な過ぎる。
OBにはもっと小平Gに足を運んでほしい。お願いします!
一橋、リーグ首位に!
5月18日(日)リーグ第7節、vs 芝浦工業大学戦。
夕方5時キックオフのアウェイ試合、一橋は前節の先発から
1人だけ替えて臨む。前半14分、左CKから流れてきたボールを
ファーにいた4年FWの西野景一郎が足で押し込み先制する。
この1点を粘り強く守り抜き、ついにリーグ首位に躍り出る!

とはいえ、上位6チームが勝ち点差3以内で並ぶ大混戦。
いつ順位がひっくり返ってもおかしくない。今後も気を抜かず、
1戦1戦が決勝だと思って大事に戦って欲しい!
【先発・交代】
GK:21 藤原 律(4年)
DF: 2 安部維宏(4年)
DF:14 篠田啓太(4年)
DF:16 相内馨太(2年)→ 90分+1 DF17 中川純成(3年)
DF:22 鈴木泰人(2年)
MF:10 堤 翔太(4年)
MF: 4 上尾 陸(3年)
FW: 8 八巻太朗(4年)
FW: 9 三浦考貴(4年)→ 62分 DF7 赤金龍之輔(4年)
FW:13 西野景一郎(4年)→ 90分+4 MF5 若林 慧(3年)
FW:20 瀬崎斗雅(4年)→ 81分 MF19 森田敢三(3年)
ちなみにこの試合はYouTubeで観たのだが、ずっと引いた絵が多く
詳細が分かりづらかった。スマホで撮っているらしいのでズームが
難しいと思うが、もっと怖がらずに寄ったり引いたりして欲しい。
老眼OBからのお願いです、はい。
酉松会新聞 第18号 発刊!
令和7年の酉松会新聞、第18号の発刊に至りました。
寄稿してくださったOBや現役の皆さん、ありがとうございます。
ラインアップは以下の通り。ぜひお読みください。
なお未提出の寄稿がまだありますが、届き次第、追加記載します。
巻頭挨拶
⚽️ 緒方 徹 (昭49卒 会長):2025年・再生の年に!!
⚽️ 神谷 佳典(平7卒 副代表幹事):事業部設立から法人化への歩み
⚽️ 戦記:令和6年度(2024)シーズン
リーグ戦を観戦して
⚽️ 渡邉 直樹(令6卒 元主将):OBの立場から見える景色
⚽️ 近岡 頌(令6卒 元学生監督):感想・現役部員へのエール
戦いを終えて
⚽️ 山﨑 惇樹(4年 主将):基礎の重要性
⚽️ 桑島 晴(4年):環境に恵まれた4年間
⚽️ 齊藤 泰治(4年):国立での10年間
⚽️ 鈴村 哲平(4年):体作りの文化
⚽️ 塚本 悟大(4年):忘れられない瞬間
⚽️ 外池 陽丸(4年):新人OBとして
⚽️ 原 智也 (4年):ひとつの生き物のような組織
⚽️ 堀内 誠大(4年):INSIDE IKKYO
令和7年度シーズンに向けて
⚽️ 篠田 啓太(新4年 主将):再び1部の舞台を目指して
⚽️ 川合 楽(ヘッドコーチ):「自ら変え、自ら挑む。」
⚽️ 八木琳太郎(新4年 副将):残された時間
⚽️ 丸茂 琥哲(新3年):再スタート
⚽️ 小原 一真(新2年):変化
百年史秘話
⚽️ 福本 浩(昭52卒 編集長):続・大先輩の遺稿
海外便り
⚽️ 佐藤 勇起(平19卒):ダラスでの生活
⚽️ 阿部 真琴(平22卒):サッカーは人を繋ぐ
⚽️ 池田圭吾ジェイスン(平25卒):北緯1度の国シンガポールより
私の学生LIFE
⚽️ 五十嵐 日向大(4年):一生の同期
⚽️ 大石 俊輔(4年):バングラデシュ旅行記
⚽️ 加久保 陽太(4年):フルマラソン
⚽️ 笠置 悠真(4年):ア式での最高の経験
⚽️ 西田 優希(4年):葛藤の「むぎきり」
⚽️ 羽根 洸至(4年):こだ寮
⚽️ 薮田 尚希(4年):非日常から見た日常
⚽️ 渡辺 志音(4年):学年旅行
編集後記
⚽️ 福本 浩 (昭52卒 編集長):春は〝温故知新〟の季節
大先輩たちの遺稿
昨年5月、私の手元に貴重な資料が届いた。
*昭和7年に創刊された部誌『蹴球』9巻
(ただし創刊号は川村 通先輩の記事「蹴球團時代」のコピーのみ)
*『蹴球』復刊(昭和26年8月刊)
*『蹴球部部報 㐧二号』(昭和25年8月刊)
*『予科練習日誌』(昭和17-18年)


昭和18年の予科練習日誌には当時の予科3年部員、
永倉眞平が使っていた定期券(高圓寺↔︎商大豫科前)が挟まれていた。
それを見るとJR中央線も西武多摩湖線も当時は「武蔵野鐡道」と呼ばれ、
1ヶ月の料金は「6円53銭」だった。日本銀行調査統計局の
企業物価指数によれば、令和4年の物価は昭和18年の420倍らしい。
そうすると「6円53銭」は 2,742.6円 ということになる。
ちなみに令和7年2月現在の定期券(高円寺↔︎一橋学園駅)の値段は、
学割で1ヶ月 8,550円 である。昔の方がずっと安かった!?
送り主は、令和5年8月に逝去された池田 致先輩(昭39卒)の奥さま。
元々は平成28年12月に逝去された同期の石綿浩之先輩の奥さまから
譲り受けたものだという。石綿先輩は一橋サッカー部の創設メンバーの1人、
松本正雄先輩の娘婿であったから、これらの資料は義父である松本先輩が
保管されていたものかもしれない。
また『60年史』には『蹴球部部報 㐧二号』は針谷 操先輩(昭28卒)の
秘蔵品との記述があるし、『予科練習日誌』は、これを記し定期券を
使っていたご本人、永倉眞平先輩(昭23卒)が戦後も所蔵され、
お二人が逝去された後、ご遺族が石綿先輩に手渡されたのかも知れない。
今となっては知る術もないが、いずれにせよ多くの大先輩たちが
後輩のために大切に守り、巡り巡って私の元に届いたというわけである。
改めて感謝申し上げる。

上述の資料はデジタル化して当サイトの左サイドバーに掲載した。
いずれも貴重なものだが、特に「予科練習日誌」が興味深い。
当時の練習メニューや試合時のフォーメーションが記されているし、
戦時下の部員たちの苦悩や焦燥感、サッカー部の崩壊危機などが
赤裸々に書かれている。しかも自筆で! 多少読みづらいのが難点だが、
彼らの心情がよりダイレクトに伝わってくる気がする。
日誌を書いた予科部員たちの写真を見ながら文章を読むと、
また一味違ってくると思う。お時間のある時にゆっくりご覧あれ。


OBOG諸氏の中で現役時代の資料や写真をお持ちの方は
捨てる前に名簿にある私の住所に送ってください。
よろしくお願いいたします。
酉松会新聞編集長 福本 浩(昭52卒)