アジア杯リポート:決勝 オーストラリア vs 韓国 @Sydney
1月31日(土)午後8時00分 @Sydney Olympic Stadium
シドニーの1月は、例年であれば真夏で、日中は35度Cを越える暑い日が多い
のですが、決勝戦の日は晴れてはいるものの、それほど暑くなく選手は動き
やすかったと思います。2週間前の準々決勝の日本とUAE戦とは違い(観客
数1万7千人)、地元のオーストラリアが決勝に進出していた為、チケットは
1週間以上前には完売となり、インターネットではプレミアムが付くチケット
となりました。観客動員数も7万人。特に地元の豪州人の多さは日本の試合と
は大きな違いでした。小職と家内も地元豪州を応援する為に、黄色の帽子や
シャツを着て応援しました (スタジアムも黄色一色でした)。

立ち上がりは韓国も動きが良く、お互い五分五分の戦いが続き、どちらかと
言うと韓国優勢でしたが、豪州が反撃から素晴らしいゴールを上げると、
スタジアム全体が震えるほどの大歓声に包まれました。後半に入り、韓国が
豪州陣内に攻め込む事が多く、豪州ゴール裏に陣取った韓国の赤シャツ軍団
が(総勢数千人)、人数は少ないわりには声も大きく、応援の言葉もリズム
も合っていて、結構スタジアムに響き渡る応援を繰り広げていたのが印象的
でした。そして、まさかまさかの91分に同点ゴールを決められてスタジアム
の豪州人達は全員がっくりとなりました。
しかし地元の7万人近い応援を受け、Socceroo(サッカーとカンガルーを
掛けた豪州チームの愛称・サッカールー)は頑張りました。ゴールライン際
で粘りに粘ってボールを折り返し、決勝ゴールが生まれました。地元の優勝
でスタジアム全体が興奮の坩堝になった感じでした(小職も相当大声で叫ん
でいました)。終わってみれば地元の初優勝で良かったと思う反面、やはり
日本が優勝して、この歓喜を味わいたかったと改めて思った次第です。
豪州双日・林産資源部 / 松尾 俊彦 (昭58卒) 記
アジア杯リポート:準々決勝 日本 vs UAE @Sydney
1月23日(金)午後8時30分 @Sydney Olympic Stadium
キックオフと同時に、何か日本の動きがUAEより悪いような気がしたのは
小職だけでは無かったようで、日本の新聞記事にも書かれていたが、逆に
UAEの若手達の動きが良く、日本が逆にボールを支配されて回される場面が
見られ、おかしいなあ、おかしいなあと思っている隙に、UAEが先制点を入
れてしまった。その後は攻め込むものの決定的な場面が作れず、ゼロ対ゼロ
で前半終了。
後半は流石に日本もまずいと感じたのか、外からえぐる攻撃を何回もしかけ、
酒井や長友のSB陣も攻撃に参加してクロスを上げたりしたものの、決定的な
場面が作れず、全てのボールをUAEの守備陣にはじき返されてしまっていた。
後半9分、疲れの見える遠藤に代わって柴崎が入り、更に日本の攻撃が激しく
なり、やっと後半も残り10分あたりで柴崎の同点弾が出て、球場の日本人応
援団は狂喜乱舞したものの、その後の猛攻でも1点を奪えず、引き分け。
延長戦に入るも、日本の猛攻に対してUAEの鉄壁な守りは変わらず、どうし
ても最後の壁が破れずPK戦となり、最初の本田が外した時点で、このPK戦は
負ける気がしたし、その通りになってしまった(最後は香川が外し、相手が
決めて終了)。自分が、このレベルのサッカーのコメントをする立場にない
ことは解っているが、一人のファンとして言わせて貰えれば、本田も柴崎も
言っていたが、日本チームに本田、岡崎以外にも決定打を打てる若い人材が
欲しいという事だ。柴崎がその役を担えるかどうか今後注目したいと思った。

大変残念な結果となり、小職の帰途の足取りも大変重かった。
それでも面白かったのは、スタジアムで Sushi が売られていたこと。
ビールやワインは当たり前なので、現地の人はガンガン飲んでおりました。
写真は球場の様子、Sushi Corner、本田の運命の PKシーン。
決勝のチケットを買ってしまったので(1枚150ドルで、家内と2人分)、
韓国と多分豪州になるだろうから、こちらも見に行ってレポートする
つもりである。
豪州双日・林産資源部 / 松尾 俊彦 (昭58卒) 記
アジア杯リポート:日本 vs イラク@Brisbane
1月16日(金)午後7時00分 @Brisbane Suncorp Stadium
2012年のW杯最終予選以来、約2年半ぶりに日本代表がブリスベンにやって
きました。典型的な蒸し暑いクイーンズランド州の夏の夜、ほとんどが日本
人と思われる2万2千人の観衆の中で試合開始となりました。明らかに技術、
ボール支配率は日本の方が高いものの、中々シュートまでたどり着けない
もどかしい時間が続きましたが、前半23分に本田選手がペナルティエリア内
でファールをもらい、PKを冷静に決めたことで日本が1点先取。これが決勝
点となり日本の勝利で試合終了となりました。イラクは昔の強いイメージの
イラクではなく、ボール支配率では圧倒したものの、遠藤選手のスルーパス、
久々の香川選手の思い切りの良いシュート(GKのど正面でしたが)、武藤
選手のタテへの突進以外はどうも煮え切らない試合だったように思いますが、
皆さんいかがでしたでしょうか?半端無く蒸し暑かったので、仕方なかった
かもしれませんが。

追伸:試合2日前の夜、ブリスベン市内某所にて、サッカー解説者の
松木安太郎氏と一緒にいた、後輩の進藤潤耶氏(平11卒)とバッタリ出会い
旧交を温めました。右上写真の一番手前・左(赤シャツ)が進藤氏。
彼はテレビ朝日のアナウンサーで「やべっちFC」にも出演しています。
右端の赤シャツ・メガネが、中国加油Tシャツをどこかで入手した筆者。
豪州双日 / 香取健太郎(平10卒)記
アジア杯リポート:日本 vs パレスチナ @Newcastle
1月12日(月)午後6時00分 @Newcastle Stadium
この日の豪州は平日でしたが(日本は成人の日)、小職はJTBのツアー企画
で入場券付きバスツアーを昨年11月に予約してあったので(家内と2人で)、
会社をお休みして午後1時半にシドニーをバスで出発しました。日本から観光
を兼ねて応援に来られた方々も多くシドニーから大型バス8台で400名という
大型応援団となりました。
途中の高速道路のサービス・ステーションで休憩を入れ、シドニーから3時間
のバス旅行で、ニューキャッスルのサッカー場に午後4時半に到着しました。
まだ観客はほとんどおらずガラガラでした。当方は2階席の奥で、ちょっと
グラウンドからの距離はありますが、全体が眺められる中々の場所でした。
試合は前半に遠藤がミドルシュートを決めて、日本人応援団が盛り上がり、
更に香川のボレーシュートが決まったかに見えて、会場のアナウンスも香川
のゴールと発表したので回りの誰もが信じていたのですが、帰宅途中のバス
の中で日本のニュースを見たら岡崎となっていて、翌日ユーチューブで確認
したら、確かに岡崎が頭で香川のシュートのコースを変えてゴールしている
のが確認出来ました(香川のシュートが速すぎて、角度が変わったのが解り
ませんでした)。更に2点を追加して合計4点で快勝して、意気揚々とバスで
シドニーに戻りました。

最後に、試合の前週に練習を行っていた Cessnock という田舎町のホテルに
Samurai Blue を見に行った際、たまたま出て来た本田選手に遭遇しました。
子供に優しい本田選手でした。
豪州双日・林産資源部 / 松尾 俊彦 (昭58卒) 記