酉松会(ゆうしょうかい)とは、
一橋大学サッカー部の活動を支援するOBの団体で
OB・現役有志の寄稿による「酉松会新聞」の発行、
OB戦やフットサルの開催など様々な活動を行い、
当ウエブサイトで公開しています。

トピックス

続・砂漠化する小平グラウンド

2017年3月3日  タグ: トピックス   コメントする

酉松会新聞に同期の山根さんが「砂漠化する小平グラウンド」を寄稿して
いますが、現役諸君が置かれている現状を多くの方に理解してもらうため、
2月初めに撮影した彼らの練習風景の写真を下記に掲載します。
小平グラウンドの人工芝化を真剣に考えて頂く一助になればと願っています。
(写真をクリックすると大きくなります。
 見た後は、写真右下の✖️をクリックすれば元に戻ります)

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年々砂漠化、荒廃化する小平グラウンド。防砂・防塵対策にゴザとビニール
袋が必須。リーグ戦の試合はすべて他校の人工芝グラウンドで行われるため、
練習も小平グラウンドを使うのは週に1回程度。ほとんどの練習は府中市に
ある人工芝のグラウンドを借りて行われます。2時間で3,200円。
現在の部員は約60名ですが、ボールが慢性的に足りず、小平での練習は、
2部制です。4月に新入生が入ってくれば、さらに大変になります。

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部室は相変わらず狭く、汚い。2階には女子マネたちの部屋もありました。
自分たちの手で床をリフォームしたそうです。女子マネは現在8名で、
全員が一橋大学生。これも我々の時代とは隔世の感があります。

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府中市にある人工芝の「郷土の森グラウンド」を借りて練習。
アクセスは国立から自転車で30分ほど。最寄り駅の府中本町から徒歩15分。
小平グラウンドより、はるかに気持ち良さそうにプレイしていました。

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問題は、ボール・やかん・マーカーなどの備品を毎回、小平の部室か部員たち
の自宅へ持ち帰らなければならないこと。ホームでの試合はおろか、練習さえ
も満足にできない「ジプシーチーム」の悲哀です。

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福本 浩(昭52卒)編集長 記

盛会に終わった祝勝会

2016年12月15日  タグ: トピックス   コメントする

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12月4日午後5時半より日本橋茅場町の鉄鋼会館で、
現役チームの36年ぶりの東京都1部昇格を祝う会が催された。
44名のOBが駆けつけ、現役の選手諸君と喜びの酒を酌み交わした。
その際、現役の方から詳細なデータをもとに今年度のチーム力を
分析した結果が発表されたので、その一部を掲載する。
いやはや昭和世代の0Bは隔世の感を禁じ得ない。

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1部昇格を決めた対武蔵大学戦のダイジェストが YouTube にアップされ、
下記のアドレスから見ることができる。これも驚きである。
この試合を観戦したOBは100名を越えたという。
また人工芝のグラウンドにも注目されたい。
https://m.youtube.com/watch?v=TH_qfKUR_Sg

来年度は東京都1部で戦うわけだが、対戦相手は次の9チームである。

明治学院 東京経済 立教 山梨学院 大東文化 国学院 帝京 成蹊 武蔵

いずれも強豪だ。まずは残留、そして、関東リーグの2部昇格へ。
OBの方々には、ぜひグラウンドに足を運び、これまで以上の
ご支援をお願いしたい。もう1点、東京都1部でも
人工芝のグラウンドを持っていないのは一橋大学だけだそうだ。
この問題に関しても真剣に考えていただきたいと思う。

酉松会新聞編集長 福本 浩(昭52卒)記

東大OB・職員との定期戦

2016年11月24日  タグ: トピックス   コメントする

11月23日(水)今年も東大OB・職員との定期戦が検見川総合運動場で
行われた。18名が集まり20分4本勝負。久々にvs泥蹴会(東大OB)は
1勝1分と好成績だったが、vsダックス(東大職員)は若い、速い、うまい、
3拍子揃った選手(40代)が何人もいて歯が立たず今年も3位に終わった。
我がチームも40代の選手の参加が望まれる。天気は曇りで肌寒く。開始
早々肉離れを起こすOBもいたが、大きな怪我をする者は、どのチームにも
いなかったことは幸いである。

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祝!36年ぶりの東京都1部昇格!!

2016年10月25日  タグ: トピックス   コメントする

現役の諸君が、後期リーグの第9節、武蔵大学を3:1で破り、
ついにやってくれました。以下、「小平通信」より転載します。

【マッチレビュー】
10月23日12時20分、首都大学東京グランドで東京都2部リーグ最終節、
武蔵大学戦の火蓋が切って落とされた。勝ち点が同じの一橋と武蔵、
勝利した方が1部昇格を決める、まさに天王山である。
たくさんのOB・OG、保護者、関係者方に応援に駆けつけて頂き、
ピッチ内外が一体となって試合に臨んだ。

先制点が欲しい両チームだったが、先にゴールネットを揺らしたのは、
武蔵だった。FKから失点を許してしまう。早い時間にリードを奪われ、
武蔵の出足の早い守備に攻撃を潰されてなかなか繋げない展開となったが、
一橋は、すぐに追い付くことに成功する。

21分、#35中野正が快足を飛ばして左サイドでキープから鋭いクロスを
あげると、ファーから#30宗が頭で叩き込む。
追い付いてから繋がりが出てきた一橋と、強力FWが脅威となっている武蔵。
後半に入って勝ち越したのは一橋だった。

60分、裏に抜け出した#30宗がミドルレンジからボレーシュートをゴール
右に叩き込む。焦りを見せ、ロングボール中心になった武蔵の攻撃に対し、
集中した守備を見せた一橋は77分、#11手島のフリーキックに#38吉田が
頭で合わせ、価値ある追加点をあげる。

その後の武蔵の猛攻を耐え抜いて、遂に試合終了のホイッスルが鳴り響き、
一橋の36年振りの東京都一部昇格が決まった。これで東京都2部リーグの
全日程が終了し、一橋大学は11勝4敗3分、勝ち点36の2位という結果となった。
また、#1池田修の優秀ゴールキーパー賞、フェアプレー賞の受賞も決定した。

長いリーグ戦は、最終戦まで昇格の行方がもつれ、昇格という最高の結末と
なりました。関係者一同これに勝る喜びはありません。学生の諸君、お疲れ
様でした。勝って兜の緒を締めよとはいいますが、新しいスタートに向けて、
新4年生は、しっかりと計画を立てて、頑張ってほしいものです。

大石嘉彦(H5卒)

倉崎さん、生還!

2015年7月14日  タグ: トピックス   コメントする

7月5日(日)午後2時より、
小雨が降ったり止んだりのあいにくの天気の中、東大、学芸大、一橋大の
50歳以上のOBが集まり、東大の人工芝グラウンドにて巴戦が行われた。
総当たりで20分ハーフ・2セットを、2ラウンド。
東大は参加人数が多いので1ラウンドと2ラウンドの間に紅白戦を行った。
スライディングすると “ビフテキ” ができた昔の人工芝とは大違い。
言われなきゃ自然の芝だと思ってしまう。
しかも、これは一昔前のもので、今はもっと進んでいるという。
ちょっとしたカルチャーショックだった。

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試合は、週に2度は練習をしているという東大がゴールを重ねていた。
しかし午後4時を回った頃、2ラウンド目の一橋 vs 東大の試合の途中、
ショッキングな出来事が起こった。
倉崎 嘉幸さん(昭56卒)が、試合中に心筋梗塞で、突然倒れたのだ。
息を荒くしていたので、みぞおちにボールが当たったのかと思ったが
次第に呼吸が弱くなっていき、事の重大さに皆が気づいた。
幸い東大チームに医師の上妻さんがいて、AEDも近くに準備されていたので、
すぐに心臓マッサージ、人工呼吸の処置ができた。さらに20分後ぐらいには
救急車がやってきて、すぐ近くの東大病院へ敏速に搬送できた。
不幸中の幸いとは、まさにこのことだ。
それから9日目、倉崎さんは順調に回復し、明日には退院することになった。

人生、何が起こるかわからない。
一番困ったのは、倉崎さんの家族の連絡先が、中々わからなかったことだ。
スマホは暗証番号を知らないと履歴や電話帳が見られない。
免許証で住所はわかったが、104は登録されていない電話番号は教えてくれない。
日曜だったので会社にもつながらない。OB名簿にも記されていなかった。
結局、本人の意識が戻るまで、家族と連絡がつかなかったのだ。

これからは緊急の連絡先や血液型を記したメモを、財布にでも入れて
おかなければならないと痛感。あるいはノートを準備し、
試合前に参加者は必ず家族の連絡先を記入することも一案である。
猛暑シーズン到来。熱中症はもちろんのこと、
涼しくても湿度が高い日の激しい運動は、注意が必要だそうだ。
みなさま、くれぐれもご注意ください。備えあれば憂いなし、です。

福本 浩(昭52卒)記